《グルーヴとリズムの小話集》第5話:拍に触れるだけで、世界は静かになる

打楽器は“今ここ”のリズムを即座に作り出すので、 集中したい時や迷いをリセットしたい時に最適。 頭ではなく身体から整う。
makiart 2025.12.10
誰でも

最近、私は不思議な体験をしている。

ドラムの練習をしたあとに絵を描くと、 線が“勝手に”生き始める。 まるで手の内側に、新しい拍が流れこんでくるような感覚だ。

音楽のために始めたわけじゃない。 ただ、自分の中のリズムが外に出た瞬間、 身体がすっと整う。 その“整う感覚”が、絵へまっすぐつながっていく。

気づいたのは、 ドラムの拍は「今」に戻してくれる、ということ。

未来の不安も、過去の余韻も、 1拍目を打つ瞬間には入り込めない。 ただ、ここに戻ってくる。

この感覚は、きっと誰でも使える。

  創造性のスイッチは、 思考より先に“拍”が押してくれる。  

音のシャワー(外のリズムを借りる)

外出してもしなくても、 軽い環境音でリズムを整えることもできること。

多少音があるほうが自分のリズムを感じやすかったりする。

  • カフェのガヤガヤ

  • 雨音

  • 電車の走行音

ちぎり絵のグルーヴとリズム

ちぎり絵のグルーヴとリズム

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