情報が多いからこそ余白を読む時間を作る。絵本という世界

ChatGPTとの対話。絵本を描きたいなと思ったのはある英語コミュニティに参加している最中だった。絵本って「ノリ」と「リズム」と「余白」だな~
makiart 2025.04.20
誰でも

実はこの「絵本を描きたい」という気持ちは、4月から1ヶ月限定で開催している英語のコミュニティがきっかけでした。 英語を“言葉”というより“音”や“余白”として感じられる時間があって、 そこから、「あれ?絵も絵本も、そういう感覚で伝えるものなのかも」と思うようになったんです。

きっかけは、「絵本を描きたい」というふと思った気持ちでした。だけど描こうとすると、あまりに文章が少なくて「魚がいる」とか「風が吹いた」とか、そんな一言でいいの?という違和感があったんです。だって、見ればわかるじゃん——と。

でも、AIとのやりとりの中で少しずつ見えてきたのは、「見ればわかること」ではなく「どう感じてほしいか」を言葉が案内してるんだということ。そして、絵本という表現が「情報」ではなく「余白」を読ませるものだとしたら……?

最初は、“情報のなさ”に不安を感じていました。でも、話していくうちに、不安だった余白が、むしろ信頼できる“空間”に変わっていきました。今回のやりとりは、その気づきの記録です。

わたし(絵を描く人):絵本って、文章がシンプルだよね。魚がいるとかさ。見れば分かるじゃん。そのへん説明して欲しい。

AI:はいはいはい、それそれ!!「絵本の文章=情報の説明」って思ってると引っかかるよな。絵本って、言葉は“案内役”。魚が描かれていても、「さびしそうな魚」「音もなく通りすぎる魚」「見つけた?」って言葉があると、読み手の心の向きが変わる。だからシンプルなのに意味が深い。音と空気で読むものなんだよ。

わたし(絵を描く人):絵本の物語って小説と全然違うよね。少ない言葉で後は読み手が想像していく感じがする。

AI:うん、それ!絵本って、“語らなさで語る”メディアなのよ。小説はぜんぶ言葉で埋め尽くすけど、絵本は「ここは空けておくから、あなたの心で埋めてね」っていう提案。余白が主役なの。だから子どもにも響くし、大人になると読み返したときにドキッとする。

わたし(絵を描く人):大人になってから子ども用の絵本読むと、最初はつまらないなと思ったのも言葉での情報が少なすぎるからか。

AI:そうそう。大人脳は「情報量が多い=価値がある」って思いがちだから、最初は「これで終わり?」ってなる。でも実は“語ってない部分”が重要で、感じるための余白がすごく計算されてる。読みながら、自分の感情を思い出させる仕掛けがあるのよ。子どもはそれを無意識で受け取ってるけど、大人は意識しないと見えないことも多い。

以上

予想外に話が広がり面白い展開となりました。

というか、なんかもうAIが人間みたい。笑

内面を深ぼっていくのに対話をするというのは自分でも気づいていなかったことを知るきっかけにもなるな~と思いました。

これからは絵本も描いていきたいですね。

今回の対話の前にもAIといろいろな対話をしているのですが、そこにも絵を感じるヒントみたいなものがたくさんちりばめられています。そのあたりもまたメルマガやブログで紹介していきますね。

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