色を見ることは、自分を知ること

今日は「色を見ること」について話します。これは単に目で色を認識するだけではなく、「色を意識することで生きやすくなる」という話です。
makiart 2025.03.01
誰でも

【自分の気持ちに気付くための色】

「何となくこの色が好き」「今日はこの色を選んでしまった」ということはありませんか? その選択には、自分の気持ちやここ最近の状態が表れることがあります。

※気になる色は「自分の状態を表す鏡」

普段好きな色と、最近気になる色は異なることが多いです。

  • 【気持ちが落ち着いているとき】いつもと同じ色に目が行く

  • 【何か変化が欲しいとき】普段選ばない色が気になる

  • 【混乱した気持ちのとき】色の選択が不定になる

このように、色に気を注ぎながら自分の気持ちを解析することで、日々の心の変化に気付くキッカケになります。

※「今、気になる色」を見つけるワーク

  • スマホの写真を見返してみる→ 最近よく撮っている色は何色?

  • 店や街で「つい目がいく色」を意識する→ 手にとってみたくなる色は?

  • 今の気持ちを1色で表すと?→ 直感で「今日は○○色な気分」を認識する

【色で気持ちを振り返るのは直感的?】

言葉で気持ちを振り返るのが難しいとき、色は より直感的な方法 になります。

🟢 言葉よりも先に「感じる」色は視覚的な刺激なので、「好き」「気になる」「落ち着く」といった感覚が先にきます。言葉で説明するよりも、自然に反応できるのが特徴です。

🟢 「選んでしまう」ことで無意識がわかる。ふと目にとまる色や、最近気になる色には そのときの無意識の状態が反映されている ことが多いです。「最近、赤がやたらと気になるな」と思ったら、それは「エネルギーが欲しい」「情熱的になりたい」といった心理が隠れているかもしれません。

🟢 考えなくても「反応」する「最近気になる色は?」と自分に問いかけるだけで、直感的に気持ちを振り返るヒントになります。

【気持ちを変えたいときに色を使う】

色は、今の気持ちを知るだけでなく、意識的に使うことで気持ちを変える こともできます。

🌿 落ち着きたいとき → 青や緑を取り入れる→ 静かな気持ちになりたいときは、青や緑のアイテムを身の回りに置くと◎。

🌞 元気を出したいとき → 黄色やオレンジを取り入れる→ エネルギーが足りないと感じるときは、明るい暖色系の色を選ぶと活力が湧きやすくなります。

🎯 集中したいとき → ネイビーやグレーを選ぶ→ 仕事や勉強に集中したいときは、落ち着いた色が効果的。

🧡 気分を変えたいとき → 普段選ばない色を試してみる→ 例えば、「最近ずっと同じ服の色ばかり選んでいる」と感じたら、違う色を意識的に取り入れることで気持ちに新鮮さが生まれることも。

◎ 画家も色で気持ちを変えている?例えば、マティス は鮮やかな赤や青を使って、見る人の気分を高揚させる効果を狙っていました。一方、モネ の「睡蓮」シリーズには、静かで落ち着く青や緑が多く使われています。画家たちも、色の力を利用して感情を表現し、観る人の気持ちに影響を与えているのです。

色をうまく活用すると、自分の気持ちを整える手助けになります。今日はどんな色を意識して過ごしてみますか?

これを習慣にすると、自分の気持ちやここ最近の状態を自然と見極められるようになります。ぜひ一度試してみてくださいね。ハンカチなどを何色もそろえて朝の気分で色を決める、なんていうのも楽しそうですね。小物ならいつもは持たない色もチャレンジしやすいです!

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