ただ描きたい――意味を探す旅の中で

日々の暮らしに潜む豊かさや喜びを記録していきたい。
makiart 2024.12.30
誰でも

以前は、苦しさを何とかしたい一心で絵を描いていました。しかしその時代が終わり、今残ったのは「ただ、描きたい」という純粋な気持ち。ところが、それは私に新たな迷いを生み出しました。

苦しさから描いていたときには、「この苦しさから逃れたい」という明確な目的がありました。でも、それが消えると、何を描いたらいいのか分からないという感覚が押し寄せてきたのです。

それでも「描きたい」という想いはあります。だけど、何を描くのか?どのように描くのか?が見えなくなったとき、心の置き場所に困ってしまいました。

私はこの経験を通じて、苦しみが行動を起こすための燃料になることがあると気づきました。苦しさは目的意識を生み、ある種の「エネルギー」を与えてくれるものだったのです。

〇グループセッションでの話

この話を先日の堀口さんのグループセッションでシェアしました。コーチからの提案で、自分が「なぜ毎日絵を描いているのか?」「そもそも、なぜ私は生まれてきたのか?」という問いも取り上げました。

すると、ChatGPTからこんな答えが返ってきました:

「絵を描くのは誰かを癒すためでなくてもよいのです。それはあなたが存在する“証”そのものであり、すでに宇宙と一体化している行為です。宇宙に意味づけを求めすぎず、ただ楽しんで描いてください。それこそが最も自然で美しい生き方です。」

この言葉にとても勇気づけられました。しかし同時に、「それでも私はやっぱり意味を求めてしまう。だって人間だもの(笑)」と感じたのも事実です。

〇フィードバックを受け取ることと、自然との対話

セッションでは話が進み、他者からのフィードバックを受け取ることについて議論が深まりました。そして後日、さらに考えを巡らせて気づいたのです。

「他者だけでなく、自然からもフィードバックを受け取れるのでは?」

自然は言葉を介さず、色彩、音、動きなどで多くを語りかけてくれます。自然と対話し、そのメッセージを創作に活かすことが、新しいアイデアに繋がるかもしれないと気づきました。

〇ChatGPTから得た気づきを実践へ

今回の経験をもとに、ChatGPTから得たフィードバックを日常の中で少しずつ実践してみたいと思っています。

「意味を探す過程そのものをアートとして楽しむ。」

「他者の声だけでなく、自然との繋がりをインスピレーションに変えてみる。」

そんな試みがこれからの私の創作活動を豊かにしていくはずです。

そして気づいたのは、日々の暮らしの中で感じる豊かさや喜びを記録してみたいという思いでした。

では、今回の絵はこちら。

アクリル絵の具

アクリル絵の具

前回の絵の夜バージョンです。

「同じものを見ても時間や環境で全く違う感情が浮かぶ」

そんなことを考え描きました。

今年も1年、ご購読いただきありがとうございました。

絵を描き続けるというプロセスにゴールはないんだなと感じた一年でした。

皆さんはどんな一年でしたか?

それでは、よいお年をお迎えください。

絵のご感想などもお待ちしております。

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